日本アクセス、「チン!するレストラン in SAPPORO」開幕/約200種の冷凍食品・アイスが食べ放題、認知度向上と市場拡大に寄与
日本アクセスは、冷凍食品・アイスクリームの食べ放題イベント「チン!するレストラン in SAPPORO」を11月28日から12月15日まで、札幌市中央区のサッポロファクトリーホールで開催している。27日、同所で報道や参加メーカーらを対象としたオープニングセレモニーが開かれた。セレモニーにはお笑い芸人「ぼる塾」のきりやはるかさん、田辺智加さんも訪れ、会場を盛り上げた。
〈キャンセル待ち8,000組超えの人気イベント〉
「チン!するレストラン」は、日本アクセスが冷凍食品・アイスクリームの魅力を実際の体験を通じて伝え、需要の創出と市場の活性化を目的とする一般消費者向けイベントとして2022年10月から開催しているもの。2022年の東京・秋葉原、2023年の大阪・梅田、2024年の愛知・名古屋に続いて今回の北海道・札幌が4回目で、過去最大規模での開催となった。これまでには8,000組を超えるキャンセル待ちが発生するなど大きな話題となり、各地で好評を博してきた。
今回は、グループ会社である日本アクセス北海道が25周年を迎えることもあり、それを記念して札幌での開催となった。会場ではリーチインケース26扉に約200種の冷凍食品・アイスクリームを用意。また、北海道メーカーの商品やご当地メニューを集めた「北海道メシ」「北海道スイーツ」コーナーも設置し、北海道ならではの人気商品も集めて紹介した。

〈酪農学園大学とのコラボなど、6つの新たな取り組みを実施〉
あいさつした淵之上明生執行役員商品統括・マーケティング管掌によると、今回6つの新たな取り組み〈1〉日本アクセス北海道25周年にちなむ〈2〉酪農学園大学とのコラボ〈3〉冷凍野菜・果実による「チン!するサラダバー」設置〈4〉メーカーデーの開催〈5〉家電メーカー「シロカ」とのコラボによる電子レンジ設置〈6〉スティック飲料総選挙の同時開催――を盛り込んだという。
〈2〉では、北海道江別市の酪農学園大学とのコラボ企画を実施。学生目線で考えた「冷凍食品・アイスクリームを取り入れた、毎日をちょっと豊かにする生活スタイル」をパネル展示し、冷凍食品・アイスクリームの魅力を発信する。
〈3〉では、ノースイの協力のもと、15種の冷凍野菜・果実から好きな具材を選びレンジ調理や自然解凍で仕上げる「チン!するサラダバー」コーナーを初めてとり入れた。
〈4〉では、ライブキッチンスペースで、日替わりでメーカー担当者が登場し、フライパン調理が必要な冷凍食品(餃子など)の提供や、アイスのアレンジ方法などを紹介。北海道の小売業2社・者(アークス、コープさっぽろ)がPB商品などを紹介する日もあるという。
〈5〉では、家電メーカー「シロカ」(東京都千代田区)全面協賛のもと、過去最大の電子レンジ台数60台を用意。会場では同社独自の「やさしさ解凍(特許取得済)」を搭載した電子レンジ(SX-18D231)を設置する。
〈6〉では、食後の一息を楽しめる約100種のスティック飲料を集めたコーナーを設置。コーヒー、紅茶、スープ、デザート系まで幅広いラインアップから“推しスティック”を選んで投票できる総選挙をあわせて実施する。
〈2024年度 冷凍食品・アイスクリームの市場規模は過去最高に〉
セレモニー開催にあたり、日本アクセスの服部真也社長は「この企画そのものが日経トレンディの2026年トレンド予測にもランクインするなど大変注目されており、今後も全国で開催し、冷凍食品・アイスの市場拡大に注力したい」「2024年度の冷凍食品市場規模は1兆3,017億円と加工最高を記録し、アイスクリームも6,451億円と初めて6,000億円を超え過去最高となった。物価高の家計への影響は増しているが、フローズンはまだまだ拡大の余地があり、これまで以上に付加価値を理解していただき、売上拡大につなげたい」など話した。
ほか、セレモニーではメーカーを代表してマルハニチロ北海道支社の村本泰生支社長、ハーゲンダッツジャパンの染矢和弘取締役常設執行役員があいさつしたほか、ぼる塾の2人と冷凍食品ジャーナリスト・山本純子さん、日本アクセスの小川みさとフローズン食品MS部長によるトークセッションなども行われた。

なお、「チン!するレストラン in SAPPORO」は完全予約制のイベントで、利用料金は90分2,000円。予約は3回に分けて行われる。詳しくは下記公式サイト参照。
〈冷食日報2025年12月1日付〉







