味の素冷凍食品、『アレハピ』の子ども記者たちを本社に招待 アレルギー配慮製品や各種取組みを紹介
味の素冷凍食品は8月26日、アレルギーを持つ子が創るフリーペーパー『アレハピ』プロジェクトの活動の一環として、小中学生の子ども記者8人を東京・銀座の本社に招き、同社のアレルギー配慮製品や取組み内容を、子どもの目線で知ってもらうイベントを開いた。
『アレハピ』プロジェクトは、東京・神奈川の情報を中心に、食物アレルギーを持つ子どもたちが、アレルギー配慮メニューを提供しているお店や製品販売をしているメーカーを取材して、食物アレルギー情報に特化したフリーペーパーを作る取組み。「アレルギーっ子の旅する情報局CAT」が発行・企画・編集を行っている。CATは、代表の村田愛さんが2015年、息子さんのアレルギーをきっかけに立ち上げた団体で、アレルギーっ子向けのお出かけ情報配信を情報紙やWEBサイトなどで行っている。
味の素冷凍食品は、食物アレルギーに対する配慮製品や各種取組みを推進しており、小麦・卵・乳不使用のから揚げ、ギョーザなど、食物アレルギーに配慮した製品を展開してきた。また、食物アレルギーを持つ人と、そうでない人が一緒に食事を楽しめる食卓を目指し、食物アレルギーを取り巻く環境に対する学びや理解の促進についても活動を続けている。
今回のイベントでは、同社マーケティング本部リテール事業部の加藤康暉氏が登壇し、子ども記者たちに「やわらか若鶏から揚げ ボリュームパック」「米粉でつくったギョーザ」「それいけ!アンパンマン」シリーズなど、小麦・卵・乳不使用の食物アレルギーに配慮した製品を紹介。また、アレルギー配慮型製品を安全・安心にとどけるための生産管理体制▽専用のエプロン・手袋・腕カバーを着用して製造する▽製造ラインをていねいに洗浄する▽アレルギー物質を定期的に検査する――といった取り組みについても紹介していた。
また、鶏肉製品を担当する加藤氏は、ロングセラー製品「やわらか若鶏のから揚げ」を小麦不使用にするための苦労についても紹介。同品は、衣に米粉を使用していた一方、味付けの醤油に小麦が含まれていた。卵と乳は元々不使用だったため、小麦を抜けばより多くの人が食べられると考え、小麦不使用化への挑戦が始まったという。
しかし、単に小麦不使用の醤油へ変更するだけでは味が落ちてしまったという。そこで30年間愛された美味しさを妥協しないため、専用の醤油を新たに開発。何度も試作を重ねることにより、従来の味を損なわない品質を実現した。さらに、工場での生産工程でも約2年かけてアレルゲン混入を防ぐ徹底した管理体制を構築し、食物アレルギー配慮製品としての発売に至ったという。加藤氏は「から揚げの小麦不使用化は当社にとって挑戦だったが、食品メーカーとして『おいしさ』が一番大事なこと」と強調していた。
その後、加藤氏への質問タイムが設けられ、子ども記者たちからは工場でのエプロンの色分けの理由や、「AJINOMOTO ギョーザ」の「ギョーザ」はなぜ漢字ではなくカタカナなのか、味の素冷凍食品では何人くらいが働いているのかといった子どもらしい質問から、「米粉でつくったギョーザ」のボリュームパックは出さないのかといった具体的な質問まで、さまざまな質問が出された。
最後に、子ども記者たちがギョーザの焼き・「フリッピング」体験や、から揚げのレンジ調理体験を行い、皆で試食を楽しんでいた。

〈冷食日報 2026年9月1日付〉







