アサヒビール「樽ハイ倶楽部」が販売好調、新販促「樽ハイスクイーザージョッキ」年内2,000店の展開目標
アサヒビールは7月から、発売35周年を迎えた業務用樽詰サワーのロングセラーブランド「樽ハイ倶楽部」の販売好調を受け、新たな販促施策として「樽ハイスクイーザージョッキ」を展開する。年内の採用目標店数が2,000店。
「樽ハイスクイーザージョッキ」は、オリジナルスクイーザーと専用ジョッキが一体になった販促品。オリジナルスクイーザーで果実を搾ると、搾りたての果汁がそのままジョッキに注がれる。来店者自身が果汁を搾るので果汁量を調節でき、自分好みのサワーに仕上げる体験が楽しめる。また、飲食店の従業員がサワーを提供する際に果実を搾る作業が省略できるため、提供スピードの向上や作業の効率化への貢献も期待できる。
専用ジョッキには、“樽ハイ”と大きく記載した新たなブランドロゴを正面に配し、「樽ハイ倶楽部」のブランド認知向上を図る。
嗜好の多様化やコストパフォーマンスを重視する消費者ニーズの拡大により、RTD市場は2008年以降伸長を続け、2018年は前年比113.8%(同社調べ)となった。また、飲食店で食事と一緒にサワーを楽しみたいというニーズや、果実をそのまま搾って果汁のみずみずしさと一緒にサワーを楽しみたいというニーズの高まりを受け、業務用樽詰サワー市場も伸長を続けている。
※RTD=Ready To Drink、チューハイ・サワー等の“ふたを開けてすぐ飲める”低アルコール飲料
「樽ハイ倶楽部」は、1984年に発売され、業務用樽詰サワーとして国内で最も長い歴史を持つ。拡大を続ける業務用樽詰サワー市場においてシェア約6割を占め、売上容量No.1のブランド。2018年の販売実績は前年比108%となり、今年1~6月の実績も前年比111%と好調に推移している。
〈酒類飲料日報 2019年7月16日付〉