2014年間のビール類課税出荷は1.5%減、新ジャンルは初のマイナス

2014年1~12月累計のビール5社のビール類課税出荷数量は、合計で前年比98.5%の4億2,707万c/sとなった。1~3月は増税前買い置き需要が広がり、110.0%。1~6月は仮需反動と梅雨明けの遅れで98.8%。1~9月では夏場の最盛期が悪天候と災害で消費が落ち込み98.4%。12月の順調な出荷で98.5%まで戻した。新ジャンルは2003年に登場して以来、初のマイナスとなり、発泡酒は「糖質ゼロ・プリン体ゼロ」の4商品が発売されたことから、12年ぶりのプラスとなった。構成比は、ビールが前年比で0.2ポイント(P)増の50.2%、発泡酒が0.9P増の14.4%、新ジャンルが1.1P減の35.4%となった。なお、樽生ビールは0.1%減と僅かに及ばず、3年ぶりのマイナスとなった。