国分12月期、3年ぶり増益、低温事業とオリジナル商品が貢献

国分は26日、平成26年度12月期決算を発表した。3年ぶりの増益となった。「おかげさまで増収増益となった。嬉しく思っているところだ」(国分勘兵衛会長兼社長)。第9次中計「QUALITY300」4年目の年として計画を推進するととともに、卸基盤再構築を進めた。

同社幹部が26日に会見した。3年ぶりの増収に転じた理由を「強化している低温部門の売上が伸びた。コストも増えているが、利益も増えている。また、缶つまと酒類はじめオリジナル食品・酒類と留め型が好調で、このような商品構成の変化で収益が伸びた」とした。

販管費は104.6%。この内訳は物流費が104.2%、その他販管費が105.0%。子会社化した中部食糧の純増分19億円を除けば102.1%になり「予想通り」(同社)。内訳は営業費用が103.4%、物流費が102.1%、その他販管費が102.8%。設備投資額は昨年が80億円、今年は140億円を計画し、うち半分を物流整備にあてる。

「缶つま」の実績は小売ベースで20億円。13年が13.7億円であり、前年比145%となる。低温のうち、冷凍・チルドの内訳は冷凍が122.5%の741億円、チルドが103.4%の1,178億円。