1月の清酒出荷は11.3%減、吟醸は3.5%増も、純米は9.7%減

日本酒造組合中央会がまとめた2015年1月の清酒出荷数量は前年同期比11.3%減の3万71klとなった。前年同期(5.3%増)が消費増税を控えた仮需と考えると、その反動の影響もあるだろうが、年末(11月が6.2%減、12月は4.0%減)の減少傾向をもろに引きずった数字となっている。

内訳をみると、吟醸酒(3.5%増)は増加を続けている。前年1月が26.8%増だったことを考えても、勢いは止んでおらず、この伸びは明るい材料だ。ただ、純米酒(9.7%減)が減少に沈んだ。前年5月以来の減少で、前年1月は7.4%増だったにしても、この落ち込みようは気になるところ。巻き返しを期待したい。

ボリュームゾーンの一般酒(13.6%減)、本醸造酒(13.4%減)は苦しいスタート。前年1月はそれぞれ3.1%増、0.2%減で、反動というには減少幅が大きすぎる。特定名称酒への切り替えとみればまだ救いもあるが、それを超える数量の大きな減少は食い止めたいところ。飲み方提案などの話題喚起や新商品の登場を待つべきか。

主産地では、二ケタ以上の減少が目立つ。その中でも増加を果たしたのが、京都(4.4%増)、秋田(3.7%増)。京都は純米酒以外ですべて増加しており、前年1月1.5%減から回復した。秋田は前年1月が2.0%増。他は減少で、兵庫が9.1%減(前年1月は6.0%減)、新潟11.4%減(同14.3%増)、埼玉17.7%減(15.5%増)、愛知11.8%減(8.7%増)、千葉23.0%減(22.5%増)、福島16.4%減(17.2%増)。