バイヤーに聞く清酒売場の最前線 若い人に向け差別化できる瓶に注力

前期の貴社の近畿圏での清酒の販売実績は

6%増で着地した。ボリュームゾーンのビールやチューハイがEDLP販売により好調で、それに伴い酒類売場の客数が増えた恩恵も受けている。売り場に立ち寄るお客の多さが、そのまま買い上げ点数の増加につながった。

清酒についてもパックを中心にEDLP販売を実施しており、対象商品は好調だ。パックがけん引した形だが、他社と差別化できる瓶の商品に力を入れていきたいと考えている。真新しい商品を導入した方がお客の目にも留まり、次の来店動機にもつながる。たとえば、新店では「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」の受賞商品をコーナー化している。今まで日本酒は年配の人が飲むイメージだったが、若い人に飲んでもらいたい。清酒メーカーも若者向けの商品を次々と発売しており、チャンスだと考えている。(以下、本紙にて)