メルシャンと日本リカーが合同試飲会開催、「グループの相乗効果を狙う」

メルシャンと日本リカーは29日、合同試飲会「ワインテイスティング2015」をパレスホテル東京で開催した。
これまでも地方では合同で試飲会を開催したり、それぞれの試飲会にブースを出展することはあったが、両社のラインナップをあわせて国・地域ごとに並べた試飲会は初の試み。「二社あわせての幅広いポートフォリオを一度に紹介することで、グループの相乗効果を発揮できる。来場者にとっては選択の幅が広がり、一度に比較できるため利便性も高い」(両社)。
さらに、両社とも取り扱う価格帯の幅を広げる中、より多くの顧客層を取り込みたいという狙いもある。たとえば、オーストラリアブースで、日本リカーが紹介した「ブラウンブラザーズ」の新商品「ウィンドミル」は想定小売価格1,400円だが、メルシャンが出展した「セント・ハレット」は1,800円から、イタリア・フリウ
リブースでも、日本リカーの「アテムス」が2,600円からで、メルシャンの新商品「トッレ・ロザッツァ」は3,060円からと、これまで両社にあった価格帯の住み分けにも変化が見られた。