第45回食品産業技術功労賞に23件を決定-食品産業新聞社

食品産業新聞社が主催する第45回食品産業技術功労賞の受賞商品及びテーマが10月21日開催の最終審査（村上秀德審査委員長）で決定した。今回は5部門の23件が受賞、部門別内訳は商品・技術部門11件、資材・機器・システム部門2件、マーケティング部門8件、国際部門1件、環境・CSR部門1件。商品・技術部門では独自技術を背景にしたヒット商品が続々と受賞した。また、新規需要開発型の商品や、ロングセラー商品のさらなる拡販策などがマーケティング部門で受賞した。
選考委員は▽一般財団法人食品産業センター理事長、村上秀德氏▽国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所所長、大谷敏郎氏▽国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所所長、古野純典氏▽独立行政法人酒類総合研究所理事長、家村芳次氏▽日本チェーンストア協会専務理事、井上淳氏▽日本貿易振興機構（JETRO）農林水産・食品部長、阿部勲氏▽株式会社食品産業新聞社代表取締役社長、牧田邦雄氏の7氏。
今回、受賞した商品をみると、独自技術を駆使した新商品がヒットし、受賞につながったケースが目立った。またマーケティング部門では新たな需要拡大策を成功させたロングセラー商品が目立った。
本紙関連の受賞は次のとおり。キリンビールは「機能系ビール類の市場拡大への貢献」が受賞した。健康志向の高まりにより、1～6月の「糖質ゼロ・プリン体ゼロ」などの機能系ビール類市場は、前年比112％の4,870万c/sとみられる。
そのなかでもキリンビールは、機能系の先鞭を付けた「淡麗グリーンラベル」（2002年4月発売）から始まり、機能系ジャンルのトップランナーとなっている。