仕入値そのままで提供、「日本酒原価酒蔵」が新橋に続き上野御徒町にも

日本酒の敷居低く「母数広げたい」、20代が挑む100店舗FC化への序章 

日本酒を仕入値そのままで飲んでもらい、もっと母数を増やしたい。そんな居酒屋が都内に出現した。その名も「日本酒原価酒蔵」だ。今年4月に1号店を新橋にオープンさせると、その価格とコンセプトが大きな共感を呼び、人気店となった。今月には早くも2号店を上野御徒町に開店、PRを兼ねてオープン前日の17日、メディア向けのレセプションパーティーが開催された。運営するのは28歳の代表に、25歳の店長。将来はFC化を進めて、100店舗を目指すという。日本酒業界で、また新たな20代の挑戦が始まった。

運営するクリエイティブプレイスは、中村雄斗社長(上写真左)が2012年、24歳で始めた会社だ。宮城出身で、東京の大学を出て全日空に就職するも1年9カ月で退職。「人生を賭けて外食をやる」決断をし、会社を立ち上げると、同年に「美食かほりや」を新橋でオープン。2013年「和酒旬彩創魚ととのえ新橋店」、2014年「旬魚と季節の和酒きさらぎ」を新橋、秋葉原(2店舗)と次々に開店し、現在は10店舗を運営する。

(続きは本紙で)