10月の国産ウイスキー17%増、17カ月連続のプラス、勢い衰えず

日本洋酒酒造組合がまとめた10月の国産洋酒出荷は全体で107.1%。うちウイスキーは117.0%で、17カ月連続のプラスとなった。昨年9月以降、仮需の裏の2月を除いてずっと2ケタ増が続いている。

低アルコール飲料(RTD)のドライ系が多くを占める「スピリッツ・発泡性のもの」も114.2%と好調。ビール風新ジャンルを含む「カクテル・チューハイ等 発泡性のもの」は106.0%。そのうち新ジャンルは7割強と考えられるが、本紙調べで10月の新ジャンルは102.5%であり、リキュールタイプもプラスだったとみられる。

1~10月累計では、ウイスキーが120.6%。昨年1~12月113.7%、今年1~6月が120.2%であることから、国産ウイスキーの伸びは翳りがみられない。「スピリッツ・発泡性のもの」も114.9%で推移している。