2015年1~12月のビール4社のビール類販売、前年比0.8%減

本紙が推定した2015年1~12月累計のビール4社のビール類販売数量は、前年比99.2%の4億1,907万c/s(大瓶20本換算)となった。ビールは99.9%と僅かに及ばなかったが、1月中旬に発表される課税出荷数量では、1996年以来、19年ぶりプラスになる可能性もある。各社のビールのマーケティング強化が功を奏した。

12月単月では、102.4%。2014年12月が102.3%とハードルも低くはなかったが、新商品の手数が多かったことと、社によっては政策的に在庫に厚みを持たせたためとみられる。上 

旬だけ取り出せば104.6%、中旬だけで86.0%、下旬だけで113.7%。下旬だけで構成比は46%程度を占めたとみられる。なお、暖冬の影響を測るのは難しいが、上旬の荷動きが好調だったことから、実需にプラスに作用している可能性はある。