「ヱビス」をクオリティアップ、5月には通年新商品を発売

サッポロビールは5月に「ヱビスビール」から通年新商品を発売する。25日に開催した「ヱビスブランド戦略説明会」で発表した(次号掲載)。「詳細は後日発表するが、既存のヱビスブランドとはカニバリを極力抑えた開発の方向性の商品」(尾賀真城社長)。

それに先立って「ヱビスビール」をクオリティアップし、3月15日に発売する。「麦芽・ホップ・酵母」の細部にまでこだわり、香味バランスを追求することで、ヱビスビールに大切な「コク」をより深く、より上質にクオリティアップする。250ml缶、350ml缶、500ml缶は3月15日発売、大びん・中びん・小びん・10L樽・20L樽は、2月上旬製造分から順次切り替える。

パッケージは、ヱビスビールのブランドアイ 

コンである恵比寿様と金色の背景色はそのままに、「YEBISU」の字体を変更し、色味も濃い茶色にすることで、上質感や本物感を維持しながらもより洗練されたデザインとした。

今年は「ビールは、麦芽、ホップ、水のみを原料とすべし」と定められた「ビール純粋令」が1516年にドイツで出されてから500周年になる。

また、同時に「ヱビス プレミアムブラック」と「シルクヱビス」のパッケージをリニューアルし、2月上旬製造品から順次切り替える。「ヱビスビール」に準じ、上質感や本物感を維持しながらも現代に相応しい洗練されたデザインにした。それによりヱビスブランドとしての統一感を打ち出し、ブランドイメージの訴求を強化する。なお、2016年「ヱビスブランド計」の販売計画は1,000万c/s。