2015年1~12月の国産ウイスキー出荷17.0%増、4年連続のプラス

日本洋酒酒造組合がまとめた2015年1~12月の国産洋酒出荷は、過去最高を更新して、前年比4.5%増の243万klとなった。リキュール規格のビール類新ジャンル(発泡酒の税制を考える会調べ)を除けば10.3%増の107万klとなった。

ウイスキーは17.0%増と4年連続のプラス。ハイボール人気の続伸に加えて、ジャパニーズウイスキーへの世界的な評価の高まりが後押しした。近年の推移は、11年1.7%減、12年2.5%増、13年7.2%増、14年13.7%増、15年17.0%増と、右肩上がりで増えている。

スピリッツ規格の低アルコール飲料「スピリッツ・その他のもの・発泡性のもの」は13.8%増。糖類オフのドライ系チューハイの増勢による。果汁系が多いリキュール計も、ビール類新 

ジャンルを除いて6.5%増と3年ぶりのプラスに転じ、こちらも好調だった。

12月単月では、ウイスキーは4.8%増で、19カ月連続のプラス。出荷調整の影響で、9カ月ぶりに1ケタ台の3.7%の伸び率になった11月に続いて1ケタ台の伸びとなった。