得意先400社・430名を集め「2016年戦略発表会」を開催-アサヒ

アサヒビールは2月26日、特約店・業務用酒販店・量販店・外食チェーンなど大手得意先400社、430名を集めて、グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールで「2016年戦略発表会」を開催した。発表会後の商品展示会・懇親会では「クリアアサヒ」のTVCMに登場している桃井かおりさんが登場し、会場を盛り上げた。

大スクリーンを背景に、まず小路明善社長が登壇し、大きな経営方針と消費環境の特質を説明した。中期的に①№1ブランドをつくり上げていく②高付加価値のオンリーワンを育てる③総合酒類提案のリーディングカンパニーになる–の3点を挙げた。「飽和市場では、オンリーワンとファーストエントリーとなる商品を出せねばならないが、まずは№1の安心感ある商品群が基礎となる。揺るぎない基幹ブランドとして、まずスーパードライがある。近年、派生つまりエクステンション戦略に挑戦し成功した。これには賛否の声もあったが、12年にドライブラック、13年にドライプレミアム、15年にエクストラシャープ、またピンクの缶を出し、ブランド指標は4ポイント上昇した。14年には米国でのワールドビアカップで金賞、15年はブリュッセルビアチャレンジで金賞と、海外の醸造家に認めて頂いたことは大きな自信だ。昨年は、ノンアルコール清涼飲料でもドライゼロが1位、ワインでもアルパカ1位、そして国産モルトでも竹鶴が№1となった。今後とも、課題解決型営業を含めて、ご商売の最強のパートナーとなりたい」とした。