増税の影響一巡し増収増益基調も1~3月期がもたつき-大手卸各社

食品酒類大手卸の16年3月期の四半期ごとの決算状況をみると、増税による反動減の裏にあたるため、上位社は軒並み増収増益基調となっている。ここにきて、組織小売業との取組み強化により売上高を伸ばしている。ただし、販管費が増加して、営業利益を圧迫しているところがほとんどだ。とくに物流費・人件費の高騰に各社、頭を悩ませている。また今年に入って指摘される景気のもたつきも、1~3月期には影響があったとみられ、本決算は現時点よりも収益が悪化する可能性が高い。