5月のビール4社の販売実績は6.4%減、4カ月ぶりマイナス

本紙が推計した5月のビール4社のビール類販売実績は、前年比93.6%の3,349万c/s(大瓶20本換算)となった。4カ月ぶりのマイナス。1~5月では98.1%となった。
ゴールデンウイークの曜日の並びが、昨年は5月1日に金曜日があり、5月にGW分の後半部分の出荷が持ち越されたが、今年はGW前半にあたる4月末にGW全部の出荷が集中した。そのことの裏が大きい。上旬だけ取り出せば89.5%、中旬だけで97.7%、下旬だけで94.3%。営業日数は昨年と変わらない。
新商品で大きいのはキリン「47都道府県の一番搾り」、サッポロ「ヱビスマイスター」(17日発売)、同「麦とホップ プラチナクリア」(31日発売)、アサヒ「スーパードライ エクストラシャープ」(10日)、同「スタイルフリー パーフェクト」(31日)など。
6月は4、5月で新商品ラッシュが一段落したこともあり、大きな伸びは期待できない。よくて98%くらいで落ち着きそうだ。