ブルワリーの新店続く、ウイスキー、焼酎の新規も-4月の製造免許

全国の国税局の発表をもとに、本紙がまとめた4月の酒類等製造免許の取得件数は、全国合計で17場で、うち新規は11場だった。このところ多い、ビール、発泡酒関係は3軒で、ウイスキーが2軒、単式蒸留焼酎も2軒となっている。ワインは無いが、ワイナリーがリキュール免許を取得している。
宮城の「加美町振興公社 加美町小野田総合交流ターミナル施設 地ビール製造所」は、レストランやパークゴルフ場、ふれあい広場のほか、農園など14施設があるうちの一つ。「やくらいビール」は日本地ビール協会主催の「国際ビール大賞2004」でピルスナーの金賞にも輝いている。
宮城・登米市の「竹花さとうフーズ 竹花さとう仕出し店」は、惣菜などを手掛ける食品メーカーで、今回はどぶろく免許を取得。
山形県長井市の「鈴木酒造店 長井蔵」は、もともと昭和6年創業の東洋酒造を平成23年に東日本大震災で被災した鈴木酒造店(福島県双葉郡浪江町、鈴木市夫代表)が買収したもので、同店の長井蔵として「磐城寿」などの清酒を醸す。今回は乙類焼酎免許を取得した。
茨城県鹿嶋市の「オールフィールズ パラダイスビアファクトリー」は、もともと鹿島神宮参道にある農家直営物産店の「樂田家」として運営していたが、自分たちで醸造所を設け、新たに「パラダイスビアファクトリー」と店名も変えて、自然栽培野菜と自家醸造ビールの味わえる店として生まれ変わった。
新潟の「八海醸造(八海山) 焼酎蔵」は、広い敷地に雪室やレストランなども併設した「魚沼の里」にある施設で、今回はウイスキーの免許を取得している。