キリン田山智広氏、新役職「マスターブリュワー」について語る

キリンビールの田山智広氏は4月1日から同社の新役職名である「マスターブリュワー」に就任した。

その意図について説明し「大手のビールメーカーでは聴き慣れない役職だが、ウイスキーの世界ではマスターブレンダーが味の最高決定の責任者であり、クラフトメーカーには必ず存在する。味わいを最終的に決定するということだ。ナショナルブランドにはなじまない、との向きもあると思うが、キリンビールが今後届ける“つくり手の顔が見える”という価値を、対外的にも示す、シンボリックな役職名と考える。同時に、スプリングバレーブルワリーのほうも、こちらも昨年から、シニアマスターブリュワーという役職だったが、これでは引退しちゃった人みたいで、しっくりこない。4月からこちらの方も、マスターブリュワーとなり、今までのマスターブリュワーはヘッドブリュワーに名称変更する」と述べた。