ビール・ワイン共にほぼ前年並、トータルは5%減-上半期の酒類輸入通関

財務省関税局が発表した上半期(1~6月)の酒類輸入通関実績は、トータル5%減で折り返した。

ビールは単月で19%減となったものの、累計ではほぼ前年並み。一方、不調が続く新ジャンル、発泡酒はともに2ケタ減だった。

ワインは、単月で5%増も、上半期累計では前年並み。スパークリングワインはチリが53%増と大きく伸長したほか、スペイン18%増、イタリア10%増、オーストラリア14%増と、フランス以外の上位国の多くが2ケタ増で、トータルでは8%増となった。BIBなどを含む大容量ワインは2ケタ減。バルクワインも前年を割り込んだ。

ハードリカーでは、ウイスキーの好調が続き、上半期は12%増。バーボンは2ケタ減。スピリッツは、ラムが前年割れ。ジン6%増、ウォッカ18%増、リキュールは2ケタ減となった。