7月のPOS価格、全般に「▲」で、ビール類、清酒の下げ続く

全国のスーパーにおける7月の主な酒類のPOS平均価格(SKU単位)が明らかになった。前年同月比では、ウイスキーを除いて、「▲」一色の様相は変わらず。6月よりは減少幅も緩んでいるが、7月は大手ビールが梅雨明けの遅れで出荷を減少しており、ビール類の消費は芳しくなかったようだ。
他に減少が目立つのは清酒で、7月は松竹梅「天」の減少幅が大きい。パックは構造的な問題もあるが、消費が減少し価格がジリ下げの展開から抜け出せない。
焼酎もパックの課題は同様だが、甲乙とも動いている銘柄と重たい銘柄とがあり、価格の動きもバラつきがあるが、このところ乙類は落ち着いた展開か。
白岳は熊本地震から本州中心に応援需要が強く、価格を触らずとも出ている影響がPOSデータにも反映したか。
7月は、52銘柄のうち、前年比で上げが11銘柄、下げが38銘柄(比較不可が3銘柄)。6月に比べ、上げが3銘柄増え、下げが4銘柄減った。