西日本の流通業界 SM御三家の好調際立つ ドラッグ・DS進行拡大、流通再編の動きも活発化

東海・北陸、近畿エリアの流通業界は、引き続きドラッグストアやディスカウントストア(DS)の進行が激しい。中でも九州を基盤とするコスモス薬品は東海地方に進出し、今年は関西の出店もスピードアップする方針を掲げる。そのような状況下で、直近(2月期)の業績が増収増益かつ過去最高となったライフコーポレーションと平和堂に、増収を維持した阪急オアシスを加えた“関西御三家”の食品スーパー(SM)は好調が際立ち、出店の勢いも止まらない。流通再編の動きも活発で、9月にはユニーグループとファミリーマートの大型の経営統合が控え、M&Aなどによって1,000億円のSMも誕生している。本紙は、SM各社の入手可能なデータ(アンケート回答、公表数値、調査資料=主に2015年度実績)をもとに、西日本のSM各社の売上高と店舗数をランキング形式でまとめた。(資料面にランキングを順次掲載)