◎ デフレ傾向で新ジャンルが再浮上-今秋のビール類 エクステンション逐次投入、〈コト消費〉の拡大が鍵に

本紙が推計したビール4社の6~8月累計のビール類出荷は、前年比1.2%減となり、最盛期の数字としては物足りないものに終わった。7月は参議院選挙があり中元ギフトが低迷し、8月は台風上陸が相次いだ。初めての「山の日」、またリオデジャネイロ・オリンピックも料飲店にはマイナスに働いたとの声が多い。加えて、デフレ傾向が顕著になり、節約志向が広がっている。缶チューハイやハイボールへの流出も止まらない。ビール各社は、12月の最需要期に向けて熾烈な戦いを強いられそうだ。(以下、本紙にて)