8月の清酒出荷は3.8%増、一般酒0.4%減を特定名称酒がカバー

日本酒造組合中央会がまとめた8月の清酒出荷数量は、前年比3.8%増の3万2,936klとなった。2カ月ぶりのプラス。ボリュームの大きい一般酒は0.4%減だが、吟醸酒12.9%増、純米酒21.1%増などがカバーした。特定名称酒が一般酒の落ち込みをカバーできるようになれば、清酒の底打ちも近い。

主産地をみると、兵庫2.7%増、京都7.9%増、新潟1.7%増、愛知4.0%増、秋田9.5%増、埼玉4.3%増と各県で好調。一方、千葉は9.3%減だった。

1~8月では、全体が1.2%減。ただし、ここでも吟醸酒9.0%増、純米酒7.6%増と特定名称酒は底堅い。