ノンアル「グリーンズフリー」エスビー食品コラボでチキンカレー提案、焼肉きんぐ・GARBなど店舗コラボも/キリンビール

キリンビール「グリーンズフリー」トマトとなすのスパイスチキンカレー
キリンビール「グリーンズフリー」トマトとなすのスパイスチキンカレー

キリンビールが販売するノンアルコール・ビールテイスト飲料「グリーンズフリー」は、エスビー食品をはじめ、「焼肉きんぐ」などを運営している物語コーポレーション、「GARB」「GOODMORNING CAFE」などを運営しているバルニバービとコラボレーションする。

「この夏のランチをちょっとうれしくするキャンペーン」を展開し、ランチでのノンアルコール飲用機会を創出していく。コラボ内容は次の通り。

(1)「グリーンズフリー」と「S&B 赤缶カレーパウダールウ」の TVCMの両方に出演している、タレントの坂口健太郎さんを起用し「グリーンズフリー」にぴったりの「S&B 赤缶カレーパウダールウ」を使用した“トマトとなすのスパイスチキンカレー”を提案するほか、店頭動画と店頭POP で紹介する。公式Twitterのフォロー&RT で「グリーンズフリーと赤缶カレーパウダールウが当たる!キャンペーン」を実施する。

(2)8月1~7日、「焼肉きんぐ」全304店舗で、公式Instagramのフォロー&リツイートをした人、抽選で100名に「グリーンズフリー」1ケースが当たる。

(3)「GARB」全13店、「GOOD MORNING CAFE」全7店で、「グリーンズフリー」とおすすめフードメニューを展開。SNS画面提示の方に「グリーンズフリー」1本をプレゼントする。

〈“プチ非日常意識”に着目、ランチにノンアルを提案〉

キリンビールは7月24日、「グリーンズフリー 2023年好調&この夏のランチをちょっとうれしくするキャンペーン発表会」を開催した。マーケティング部ビール類カテゴリー戦略担当ブランドマネージャー佐藤洋介氏は、好調の要因や今回のコラボレーションやキャンペーンについて述べた。

「当社はCSVコミットメント(共通価値の創造:企業の事業を通じて社会的な課題を解決する)で酒類メーカーとしての責任を挙げており、そのなかでも大きい項目が“ノンアルの販売拡大”だ。2024年販売量は、2021年比で117%達成を目指している。ノンアルビールテイスト市場は、2022年においては2019年比で、コロナ禍もあり、112.5%と伸長している。健康志向の高まりを背景に、今後も成長を見込む。▽世界的なソバーキュリアストレンド▽ノンアル・低アル新商品の増加▽味覚の進化――も追い風となっている」とした。

「グリーンズフリーは、1~6月の累計販売数量が前年比約4割増と市場トレンドを上回って好調。また、小びんを2023年の2月21日に発売して以来、缶・小びんの全国での採用店舗数が2万4,000店を突破し、堅調に推移している。その要因は▽一番搾りと淡麗グリーンラベルの製法を掛け合わせた特許製法により、3種類のホップと麦芽のおいしさを最大限引き出し、清々しい美味しさを実現していること▽ブランドイメージが高く、リフレッシュや気分が上がるなどの声を頂いている――などにあると考える。また、ジャパン・フード・セレクション第59回(2023年)グランプリ、モンドセレクション第62回(2023年)ビール部門金賞、国際味覚審査機構(2023年)優秀味覚賞一ツ星を受賞し、高い味覚評価となっている。このこともこの夏に訴求ポイントとしたい」と述べた。

「ノンアルコール・ビールテイスト飲料のポテンシャルはまだまだ大きい。潜在ターゲットは約3,700万人いる。物価高騰で消費者は約9割が節約志向だが、同時に“今年の夏は、毎日の生活をちょっと贅沢にしたい”と思う方が87%いる。“プチ非日常意識”が高く、その1位は飲食シーンだ。ランチにノンアルは“プチ非日常が味わえる”と84.4%が回答している」とした。

キャンペーンについて、エスビー食品広報・IR 室 マネージャー浜元美和氏が登壇し、“トマトとなすのスパイスチキンカレー”のレシピを紹介した。

なお、TVCMでは、坂口健太郎さんはハンバーガー、菅野美穂さんはうなぎの相性を訴求する。

「グリーンズフリー」キャンペーン発表会に登壇した坂口健太郎さん
「グリーンズフリー」キャンペーン発表会に登壇した坂口健太郎さん

〈酒類飲料日報2023年7月25日付〉

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