【ローソン】酒類の戦略で二極化に対応、「嘉之助」初のハイボール缶など
ローソンは21日から、酒類の新商品13品を順次発売する。ウイスキー「嘉之助」を使ったハイボール缶などの高付加価値商品と、サントリーが手掛けるレモンサワーなど値ごろな商品を提供し、酒類に対する幅広い需要に対応する。新商品の投入で、酒類売上の約1割増を狙う。
節約志向の高まりもあり、酒類をたしなむ機会は減少傾向にあるものの、飲む際には「味」を重視する傾向が強まっているという。
同社で酒類は売上全体の約15%を占めるカテゴリー。うち、洋酒・酎ハイカテゴリーの売上は約6割となっている。
2024年12月に、缶ハイボール「バスカーハイボール」(税込328円)を発売するなど、高付加価値品の提案を強めた。その結果、売上全体の約6割を占める洋酒・酎ハイカテゴリーの25年における売上は前年比で1割ほど伸びた。酒全体の売上も前年を上回る水準で推移している。
特に、25年9月に発売した缶ハイボール「ザ・ラディ・ハイボール」は、税込600円と高単価ながらも、発売初日の売上が避けカテゴリー全体で1位、数量ベースでは2位になるなど好調だったようだ。
15日に行われた発表会で、飲料・加工食品部の倉光雄志シニアマーチャンダイザーは「飲むときには良いものを、というニーズと、アウトドアなどの外飲み需要、フルボトルよりも手軽な缶だからこそ気軽におすすめしやすいことが、高付加価値品が伸びた理由」と話す。
一方で、価格への意識の高まりもあり、低価格帯の酒類のニーズも強まっている。
そこで今回は、高付加価値品と低価格帯の商品の二極で商品を送り出し、異なる需要に対応する。
高付加価値品は、ウイスキー「嘉之助」を使ったハイボール缶と200mlのシングルモルト、「コンパスボックス」のハイボール缶をそれぞれ発売する。また、高付加価値品の売場を従来の約2倍に広げる。
値ごろな価格帯の商品は「サントリー 明日のサワー 無糖レモン」や、スポット展開を行う商品「サンガリア ゼロサワーラムネ」などを投入する。テスト販売では若年層からの支持を得られたという。
倉光氏は「高付加価値商品と値ごろな商品の両軸で提案し、多く利用していただいているシニアの方はもちろん、若い方にも来店していただけたら」と語った。
〈新商品一覧(すべて税込)〉
▽嘉之助 シングルモルトハイボール 350ml(660円)=クラフトウイスキー「嘉之助 シングルモルト」を使ったハイボール。4月28日発売。
▽嘉之助 シングルモルト 200ml(2970円)=ローソン先行販売品。200mlと通常よりも小さなサイズでの販売によって気軽に試してもらうことを目指した。同日発売。
▽コンパスボックス オーチャードハウスハイボール 350ml(618円)=英国初のブレンデットモルト「オーチャードハウス」を使ったハイボール。5月26日発売。

▽サントリー 明日のサワー 無糖レモン(350ml/500ml、130円/185円)=レモンの後味が特徴。糖類とプリン体がゼロ。クエン酸を配合した。4月21日発売。
▽同 明日のサワー アセロラ 350ml/500ml(130円/185円)=アセロラの酸味が特徴。糖類とプリン体はゼロ。クエン酸を配合した。同日発売。
▽同 明日のサワー ダブル 350ml/500ml(130円/185円)=2種のグレープフルーツを使用。糖類とプリン体はゼロ。同日発売。
▽サンガリア ゼロサワーラムネ 350ml/500ml(114円/150円)=ラムネの風味を再現。糖類とプリン体はゼロ。4月28日発売。
▽同 ゼロサワー塩と梅 350ml/500ml(114円/150円)=梅の酸味と塩の旨みが特徴。糖類とプリン体はゼロ。5月26日発売。








