2月輸入は牛肉3.5万t、豚肉5.0万t、鶏肉4.1万tか-貿易速報から推計

015年2月の貿易速報、動物検疫数量などから推計すると、輸入通関量は豚肉で5万t前後、牛肉で3万5,000t前後、鶏肉4万1,000t前後と見込まれる。牛肉は日豪EPAの関係で豪州産の一部で4月以降への通関回しがあったものの、米国で増加したため1月を2,000t前後上回ると見込まれる。豚肉については、米国産チルドで西海岸問題の影響を受け、EUも少なかったことで前月比で4,000t前後減少、鶏肉もブラジル産で減少し2,000t前後減少したとみられる。

財務省の2015年2月の貿易速報によると、肉類の総輸入量は前年比4.2%増の18万5,732tとなった。地域別には、米国は前年比9.1%減の4万6,389t、EUが5.0%増の1万8,985t、アジアが34.0%増の4万558t(うち中国1万7,338t、アセアン2万3,104t)だった。また、その他の地域(豪州、ブラジル含む)が1.2%増の7万9,800tとなった。前月比では全体で4,187t減少し、うち米国は6,966t増加、EUは3,888t減少、アジアで3,917t減少、その他の地域は3,348t減少した。前月に比べ、米国が増加したものの、各地域とも減少した。