3月末の牛飼養頭数385万頭、前月比で0.6万頭減と再び減少-家畜改良C

2015年3月末の牛の飼養頭数は前年比2.4%減少し385万2,527頭となった。前月比では6,010頭減と、再び減少に転じた。1~2月は肉牛出荷が少ない一方、素牛導入が多く、前月比でわずかに増加したが、3月は枝高の中で出荷が出生を上回り、再び減少した。

家畜改良センターの個体識別情報によると、15年3月末の牛の飼養頭数は前年比で2.4%減少した。うち黒毛和種は2.8%減、交雑0.5%増、ホルスタイン雄6.0%減、同・雌で1.8%減となった。

前月比では、黒毛和種は406頭減、交雑は1,259頭増、ホルス雄で3,037頭減、ホルス雌で2,578頭減、全体では6,010頭減となった。1~2月と2カ月連続で前月を上回ったが、3月は再び出荷が出生頭数を上回り減少した。品種別では交雑は増加が続くが、その一方でホルスの減少が目立つ。