7月の豚肉の動検数量は8.7万t、豚肉輸入量は6.9万t前後か

動物検疫所は14日、2015年7月の検疫数量速報を公表し、豚肉は8万7,261t(対前年比12.7%減)となった。前年比では大きく減少しているが、これは前年7月に9万9,929tという大量の検疫数量があった反動。前月比では2,621t増加した。また、豚肉の検疫数量は3月から5カ月連続で8万tを大きく超している。ここから7月の豚肉輸入量を推計すると、6万9,000t前後と見込まれる。うちチルドは2.6万t前後、フローズンは4.3万t前後とみられる。

豚肉の輸入量と動物検疫所の豚肉の検疫数量の推移は表の通りで、7月の豚肉調製品の輸入量を最近の傾向から1万9,000t前後と仮定、さらに6月からの通関持越しを勘案した場合、豚肉の輸入量は6万9,000t前後(前年同月は8万9,688t)と見込まれる。うち、チルドは2万6,000t前後(前年同月2万4,794t)、フローズンは4万3,000t前後(同6万4,893t)と見込まれる。チルドは、米国の6月生産分の手当てが少ない中で若干多めだが、通関が5週行われたことによるとみられる。