9月の豚肉動検数量ほぼ前月並7.7万t、豚肉輸入量は6.2万t前後か

動物検疫所は15日、2015年9月の輸入畜産物検疫数量速報を公表したが、豚肉は7万6,601t(対前年比5.7%減)となった。前年同月が8.1万tと多かったことで前年比では減少しているが、前月比では455t減とほぼ前月並の水準となった。

ここから9月の豚肉輸入量を推計すると、6万2,000t前後と見込まれる。

豚肉の輸入量と動物検疫所の豚肉の検疫数量の推移は表の通りで、9月の豚肉調製品の輸入量を1万5,000t前後、若干の未通関分の通関などを勘案した場合、豚肉の輸入量は6万2,000t前後(前年同月は6万3,104t)と見込まれる。2カ月連続で6万t台前半と、比較的落ち着いた輸入となる見通し。

うち、チルドは2万5,000t前後(前年同月2万1,608t)、フローズンは3万7,000t前後(同4万1,496t)と見込まれる。