15年度豚肉輸入量74万tで0.1%減、豪州チルド牛肉はsG回避-財務省告示

財務省が4月28日付官報で告示した15年度の畜産物の輸入数量によると、豚肉の年度累計の輸入量は74.1万tで前年度比0.1%減とほぼ前年度並みの輸入となった。結果、今年度の関税緊急措置の発動基準数量は85.2万tで前年度から1.7万t程度枠が増える見通しだ。豪州産チルド牛肉の輸入量は12.9万tと基準数量から3,027t下回ったことでセーフガードの発動は回避された。フローズン牛肉も基準数量から3万3,992t下回っている。

牛肉はチルドが20.7万tで前年度比4.5%減(協定対象外輸入は8.0万t・同7.6%減)、フローズンが28.0万t・6.5%減(11.1万t・19.9%減)といずれも前年度実績を下回った。