4月の豚肩肉調製品輸入は1.3万tに増加、米国1.1万t、CIF価格290円

貿易統計によると、2016年4月の豚肉調製品(20%関税)の輸入量は前年同月比9.3%増の1万7,499tとなった。このうち肩肉調製品は14.8%増加した。WHO問題の影響がほぼ解消し、輸入価格も290円台に下げたことで1万tを大きく超した。

豚肉調製品の内訳は、豚モモ肉調製品が530t(9.9%減)、豚肩肉調製品1万3,370t(14.8%増)、その他の豚肉調製品3,599t(4.8%減)となった。

シーズンドポークを含む肩肉調製品の輸入量を国別にみると、米国が前年比28.2%増の1万575t、カナダは55.6%減の983tとなっている。カナ半減の一方で、米国が大きく増加した。米国が1万tを超したのは昨年5月以来。また、表以外では、ドイツが983t、オランダが528tとEUからの輸入が増えている。

4月の肩調製品の価格(CIF価格)は、米国がkg当たり288.9円(前月294.4円)、カナダ288.6円(前月298.0円)、全平均290.3円(前月297.8円)となった。オランダは236.6円、ドイツ290.5円だった。米国で5.5円下げたほか、平均では7.0円下げた。