7月末の牛飼養頭数0.7%減の382万頭、前月比では1.2万頭減に-家畜改良C

2016年7月末の牛の飼養頭数は前年比0.7%減少し381万7,594頭となった。前月比では1万1,620頭減少し、特に黒毛和種での減少が大きかった。6月は黒毛和種で前月比1.2万頭増加(前年比でもほぼ100%を維持)したが、これは不需要期で出荷が持ち越されたことが要因と見られ、7月は逆に夏の需要期に向けた出荷が多かったと見込まれる。

家畜改良センターの個体識別情報によると、16年7月末の牛の飼養頭数は前年比で0.7%減少し、うち黒毛和種は0.5%減、交雑4.3%増、ホルスタイン雄5.4%減、同・雌で1.6%減となった。黒毛和種は6月には久しぶりに前年並みとなったが、再び減少に転じた。交雑種は引き続き前年同月を上回る一方で、ホルス雄の減少が目立つ。

前月比では、黒毛和種は1万417頭減少、交雑は989頭増加、ホルス雄で1,458頭減少、ホルス雌で256頭減少した。前月1.2万頭増加した黒毛和種が再び減少した。