輸入期末在庫は14.6万tと微減、国産は1.8万t・10%増-10月豚肉需給

農畜産業振興機構が公表した豚肉需給表によると、10月末の推定期末在庫は輸入品が14.6万t(前年同月比1.3%減)となった。久々に14万t台に落ち込んだが、ほぼ前年並みの水準にとどまっている。国内需要が一服したことや、当時円高に推移した関係でスソ物中心に調達し難い状況となったため、輸入・出回り量も少なく、前月から6千t弱減少した。スソ物など部位によっては不足感が強いものの、トータルの在庫量としては適正と言われる15万t前後で安定推移している。

これに対して国産在庫は1.8万t(同9.9%増)とほぼ前月から変わらず。同月の生産量も昨対割れとなったが、出回り量自体も7.4万tと少ないため、ほぼ前月水準に落着いた形だ。