2017年 酪農乳業界重大ニュース トップは50年続いた「不足払い法」廃止―酪農乳業研究会

本紙など9紙が加盟する酪農乳業研究会は、17年重大ニュースのトップに「不足払い法を廃止、18年4月改正畜安法施行へ」を決めた。

指定生乳生産者団体を通じ、加工原料乳補給金を酪農家に支給する仕組み、生乳一元集荷・多元販売が、来春の改正畜産経営安定法制定に伴い、指定団体の一元集荷を廃止し、生乳販売の複雑化へ50年ぶりに大転換する。

この加工原料乳補給金等暫定措置法の廃止で、政府の需給調整機能はどうなるのか、酪農家の所得維持の問題、弱体化に歯止めがかからない生乳供給体制へのリスクなどが注視されており、歴史的な節目を来年迎えることが、最大のニュースとなった。

2位以下は次の通り。

②日欧EPA・TPP11、2大協定が合意
③生乳生産不足で乳業拠出の特別対策に着手
④牛乳、ヨーグルト、チーズ、アイスの消費が堅調
⑤乳業各社増益、基盤強化へ国内外で投資進む
⑥学乳の風味変化、酪農乳業一体で対応へ
⑦空港、港湾で乳製品の動物検疫開始
⑧東京都酪農協が「東京牛乳」の地域団体商標を取得
⑨加工原料乳補給金に液状乳製品を追加し、単価も一本化
⑩個性的商品の投入相次ぐ。明治「明治ブルガリアヨーグルトバランスランチ」「スプレッタブル」、森永乳業「クラフト無垢」「シールド乳酸菌配合商品」、協同乳業「ミルクde水素」、オハヨー乳業「ロイテリヨーグルト」、タカナシ乳業、酪農家3戸の生乳使用「いせはら地ミルク」、ノルマンディー種の生乳をブレンドしたチーズ「フェッセル」など。

〈食品産業新聞2017年12月25日付より〉