日本初のチーズ市場、豊洲市場内に誕生 「チーズ王国」の久田グループ、卸各社と出店

日本初のチーズ市場が豊洲市場内に誕生する(写真はイメージ)
チーズ専門店「チーズ王国」を展開する久田グループの卸部門、KOTOBUKIフーズインターナショナル(久田寿男代表取締役)は、築地市場移転に伴い、東京営業所を豊洲市場へ店舗移転するとともに、規模を拡大し、日本初の「チーズ市場」としてチーズ卸他社と共に出店する。オープンは10月11日。 

久田グループは、「ナチュラルチーズは生きている」との考えの下、大きいホール(サイズ)のまま輸入して店頭でカットし、対面販売するスタイルを長年貫いており、生鮮3品(魚・肉・野菜)と同じ並びでチーズを扱おうと築地市場に2014年出店。水産物が中心の市場にチーズ店が入るのは国内では他に例がなく、これまでの間、市場に買い付けに来たバイヤーが飲食店向けに、また観光客が土産用に購入するなど、地道に客層を広げてきた。

今回、豊洲移転に伴い、規模を拡大し、卸他社と共に取り扱いチーズの種類を増やして、幅広いニーズに応えていく考えで、「従来からの選び抜かれた特選商品のほか、業務用商品、スーパー規格商品など幅広い商品内容での展開を予定しており、一層便利に利用してもらえるよう努めていく」(同社)。日本のお酒とチーズ関連食材もこれまで通り展開する。 

住所は東京都江東区豊洲6‐5‐1、6街区(水産仲卸売場棟)4階南中通る二番。営業時間は午前6時~午後2時。TEL03‐6633‐0380、FAX03‐6633‐0381(共に開通は10月11日~)。

〈食品産業新聞 2018年10月4日付より〉