ハーゲンダッツ、チョコレート味を3年ぶり刷新/『ガナッシュショコラ』11月18日新発売

(右から)北川執行役員、渡辺さん、北山マネージャー
(右から)北川執行役員、渡辺さん、北山マネージャー

ハーゲンダッツジャパンは、年間通して販売する基幹のミニカップアイスクリーム8品のうちのチョコレートを3年ぶりに刷新し、11月18日全国で「ガナッシュショコラ」(110ml、税込351円)を発売する。

このメディア向け先行試食会をこのほど同社本社で開催し、執行役員の北川和男マーケティング本部長をはじめ担当者らが、基幹品の役割と戦略、冬の最需要期に向けたブランド活性化策を説明した。

『ガナッシュショコラ』11月18日発売
『ガナッシュショコラ』11月18日発売

同社は基幹8品を、ハーゲンダッツの「ブランド価値を体現する存在」に位置付けている。ブランド価値とは、圧倒的なおいしさ、品質へのこだわり、厳選された素材・製法だという。

マーケティング本部の北山直子マネージャーは、年間20~30品発売する期間限定の新商品は、新規購入者を取り込む役割があることに対し、基幹品は「何度も食べたくなる」をコンセプトに、リピート購入者を獲得する役割があることを強調。2025年は3月に基幹品「ザ・ミルク」を発売し、圧倒的なミルク感が特に20~30代女性に支持され、売り上げが計画以上で推移していることを報告し、「当社にとって売り上げも需要も年間で一番高まる時期に、基幹チョコレートの新商品を登場させることで、年末年始の最需要期を盛り上げ、ブランド全体を活性化していく」と意気込みを示した。

『ザ・ミルク』
『ザ・ミルク』

また基幹チョコレートアイスの変遷(2012年発売チョコレートブラウニーから2022年発売ショコラデュオまで)を紹介し、チョコのトレンドは時代とともに変わること、今回の新商品も嗜好の変化に合わせ、現代の若者に受け入れられやすいような味わいに仕上げていることを話した。

「ガナッシュショコラ」は、エクアドル産カカオマスを使ったクリーミーなガナッシュアイスクリームに、重厚な味わいの濃密ガナッシュを閉じ込めた、層構造のチョコレートアイス。実際にカカオ農園を訪問したという開発担当のマーケティング本部の渡辺愛梨沙さんは、開発では「原料の組み合わせや脂肪分・甘さの調整を何度も行った。絶妙なガナッシュの口どけ感を目指し、粘度等の物性、溶け方を様々試し、心地よい余韻を探索した」と話した。

なおプロモーションはテレビCM、SNS、店頭で大々的に行い、大きな話題作りと商品トライアルの最大化を図っていくという。

〈食品産業新聞 2025年10月27日付〉

媒体情報

食品産業新聞

時代をリードする食品の総合紙

食品産業新聞

食品・食料に関する事件、事故が発生するたびに、消費者の食品及び食品業界に対する安心・安全への関心が高っています。また、日本の人口減少が現実のものとなる一方、食品企業や食料制度のグローバル化は急ピッチで進んでいます。さらに環境問題は食料の生産、流通、加工、消費に密接に関連していくことでしょう。食品産業新聞ではこうした日々変化する食品業界の動きや、業界が直面する問題をタイムリーに取り上げ、詳細に報道するとともに、解説、提言を行っております。

創刊:
昭和26年(1951年)3月1日
発行:
昭和26年(1951年)3月1日
体裁:
ブランケット版 8~16ページ
主な読者:
食品メーカー、食品卸、食品量販店(スーパー、コンビニエンスストアなど)、商社、外食、行政機関など
発送:
東京、大阪の主要部は直配(当日朝配達)、その他地域は第3種郵便による配送
購読料:
3ヵ月=税込15,811円、6ヵ月=税込30,305円、1年=税込57,974円