アサヒ飲料は2596万円を「赤い羽根福祉基金」を通じて、全国の「こども食堂」へ寄付する。「三ツ矢」の日(3月28日)、「カルピス」の誕生日(7月7日)の各店頭イベント売上げの一部を寄付するもの。

また、「三ツ矢サイダー」と「カルピスウォーター」計520ケースの寄付も行う。寄付金は、社会福祉法人の中央共同募金会が「赤い羽根福祉基金」の活動として、全国47都道府県にある共同募金会から推薦のあった全国142か所の「こども食堂」に対し、食材・調理器具の購入費、会場費などの費用を助成する。また、一般社団法人全国食支援活動協力会の協力により、「こども食堂」同士が運営の工夫やお互いの情報を交換しあう場となる、ネットワークを構築する費用に対して助成する。

7月19日には同社で寄付金の贈呈式が行われ、アサヒ飲料の岸上克彦社長から中央共同募金会の斎藤十朗会長へ目録が贈られた。

「こども食堂」とは、子どもが一人でも安心して来られる無料、または低額の食堂のこと。中央共同募金会によれば、子どもが一人で食事しなくてはならない孤食を防ぐとともに、現在では子育て家庭や地域の住民にも門戸を広げた地域食堂として取り組むところも増えているという。

だが、「こども食堂」には、まだ多くの課題がある。活動資金や人材などの運営基盤が弱く、継続した活動が難しいこと、食物アレルギー対策・衛生管理など運営上の悩みについての相談先が少ないことなど、さらなる支援が必要とされている状況にあるという。

アサヒ飲料の岸上克彦社長は、「“こども食堂”は家庭環境の変化などにより、最近増加傾向にあると聞いている。当社は子どもたちの健やかな成長、誰もが支えあう持続可能な地域の発展の実現に、事業を通じて支援することができればありがたいと考えた」と話した。

同社の首都圏統括本部の早川等本部長は、「全国の量販店で社員が直接商品をお渡しする試飲イベントを年2回実施している。3月の三ツ矢のイベント時は、383の店舗に1094人の社員が店頭に立ち、7月のカルピスのイベントは394の店舗に1116人が参加して行った。私たち社員が直接お客様と関わったイベントが、そのエリアのお子様の支援につながることになり、社員一同、大変誇りに感じている」とした。

なお、「こども食堂」への支援活動には、日本ケロッグやキユーピーなどの企業も取り組んでいる。

〈酒類飲料日報 2018年7月20日付より〉