「脱毛に悩む子どもに笑顔を」コカ・コーラの自販機で医療用ウィッグ寄付を支援

「ヘアドネーション自販機」除幕式。左からアデランス・津村社長、CCBJI・村田執行役員、ジャーダック・渡辺貴一代表
〈アデランスと連携、「ヘアドネーション自販機」1年で100台設置へ〉 
コカ・コーラ ボトラーズジャパン(CCBJI)は、毛髪・美容・健康のウェルネス産業のアデランス社(東京都新宿区)と連携し、売り上げの一部を子どもたちへの医療用ウィッグ提供目的で寄付する「ヘアドネーション支援自動販売機」を、アデランスグループの店舗や賛同企業の敷地内などに展開する。 

新宿区内のアデランスADビルで開かれた、同自販機の除幕式で発表したもの。売り上げ1本当たり数円程度を、医療用ウィッグを子どもたちに無償提供するNPO法人Japan Hair Donation&Charity(ジャーダック)に寄付する。既に9月3日からアデランス社のビル内に5台を設置し、1年後にはアデランスグループで約100台の設置を目指す。

アデランス社の津村佳宏社長は「当社は今年50周年を迎えるが、40年前の創業10周年から、脱毛に悩む子どもたちに笑顔を取り戻したいということで、ウィッグのプレゼント活動“愛のチャリティ”をスタート、直近5年間では1431枚を提供している」などと説明。CCBJI広域法人・開発営業統括部の村田吉章執行役員統括部長は、「当社の社員がテレビ番組で取り上げられた“ヘアドネーション”の活動に感動し、飛び込み訪問から提携実現に至った。購入者の賛同を得て永続的に寄付を募る、新しいモデルとして展開したい」などと述べた。

〈食品産業新聞 2018年9月6日付より〉