アサヒ飲料は11月27日、慶應義塾大学との共同検証において最新の脳波測定技術「感性アナライザ」を応用し、炭酸水を飲んでいるときに無意識下で感じている“気持ち(感性)”の数値化に成功したと発表した。

これまで、ユーザーからアサヒ飲料に寄せられる声の中に、炭酸水を飲むと「気分がスッキリする」「目が覚める」「気分転換ができる」といった意見があったが、そのことを科学的に数値化して説明することが困難だった。そこで今回、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科の満倉靖恵教授の協力のもと、脳波解析を用いて炭酸水の飲用が感性へ与える影響を検証した。

実験では、都内の健康な20~50代会社員男女52人を対象に、オフィスで3種類の飲料(強炭酸水、弱炭酸水、水)を飲用した時の脳波を測定。飲用前後で比較したところ、強炭酸水では「集中度」の値で有意に差があったという。アサヒ飲料らはこの脳波解析の結果から、強炭酸水の飲用後は水を飲用した時よりも「集中度」が高まることが認められたとしている。

満倉教授は、「食品や飲料は、子どもから大人まで幅広く人々の暮らしに密着しており、感性との関わりが大変興味深い分野です。今回は、炭酸水に着目し、脳波解析を用いた感性値の取得を行い、強炭酸水の飲用が“集中度”や“覚醒度”に影響を及ぼしていることを実証しました。今後も、その時、その瞬間に感じている様々な“気持ち(感性)”の解明に期待が持たれます」とコメントを寄せている。