好調のエナジードリンク市場にコーヒー味じゃない「ボス」が登場、新製品「サントリー アイアンボス」は30〜40代の働く人がターゲット/サントリー食品インターナショナル

サントリー食品インターナショナル「サントリー アイアンボス」
エナジードリンク市場が活性化する中、サントリー食品インターナショナルは、“働く人の相棒”「BOSS(ボス)」ブランドから30〜40代向けのエナジードリンクとして、「サントリー アイアンボス」(250ml缶税別/150円)を3月17日から全国発売する。

エナジードリンクはストレス社会の進行も背景として、年々伸張している市場だが、既存のエナジードリンクは10〜20代を中心に飲用され、若い世代が中心となって市場を牽引している。そのイメージもあって、30〜40代からは「仕事中にエナジードリンクを飲みたいが、既存のエナジードリンクは自分向けではない」という声があることに同社は注目したという。

そこでサントリー食品は、“働く人の相棒”の「ボス」ブランドで、「コーヒーや紅茶以外が必要なシーンでも働く人に寄り添いたい」という想いから、ストレス社会で働く30〜40代に向けたエナジードリンク「アイアンボス」を発売する。

中味は、ビタミンB群、アルギニン、カフェインに加え、GABAを配合。ストレス社会で働く30〜40代をサポートする中味設計という。また、満足感とキレを両立させた甘さと適度な炭酸で、コーヒー味ではなく、王道のエナジードリンクの味わいに仕上げたという。

パッケージは、直感的に「力強さ」を感じるネーミングや配色を背景に、「ボス」ブランドからのエナジードリンクであることをわかりやすく表現するため、商品名と液色を大きく配し、「鉄壁のエナジー」のアイコンを採用。なお、商品の側面では、1本あたりの栄養成分を大きく表示している。

2020年2月5日からは、発売前にもらえるフォロー&リツイートキャンペーンを開始するなど積極的なプロモーション活動を展開し、「アイアンボス」の登場を訴求する考え。

好調なエナジードリンク市場では、「レッドブル」と「モンスターエナジー」の2大ブランドが高いシェアを占めている。アサヒ飲料は「モンスターエナジー」の製造ラインを群馬工場に新設し、自社工場での製造を今年1月から開始するなど需要増加に応える。さらに、昨年は「コカ・コーラ」ブランド初となるエナジードリンク「コカ・コーラ エナジー」や「リアルゴールド ドラゴンブースト」が登場し、注目された。また、イオン、西友、マツモトキヨシなど流通企業のPB(プライベートブランド)製品もファンを拡大中だ。

エナジーで後発となる「ボス」ブランドは、“働く人の相棒”として1992年の発売以来成長を続け、昨年は前年比4%増の1億1180万箱となる日本を代表するメガブランド。その知名度と長年築いた働く人々との信頼関係を活かし、エナジードリンクでも“働く人の相棒”になれるか注目される。