コカ・コーラ ボトラーズジャパンの熊本工場新倉庫が稼働開始、最新技術で製品保管能力増強 九州エリアの中核倉庫に

コカ・コーラ ボトラーズジャパン熊本工場、新倉庫外観
コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、 熊本工場(熊本県熊本市)敷地内にて、最新技術を導入した新倉庫を竣工し、2月28日から本格稼働した。

同社は、市場環境や顧客の多様なニーズに迅速に対応するため、2016年5月から物流体制の最適化を目指した大型プロジェクトとして「新生プロジェクト」を進めている。

熊本工場の新倉庫は、戦略的な物流ネットワーク改革を推進する「新生プロジェクト」の中で、九州エリア内における製品保管・供給の中核となる大型物流倉庫で、九州ではえびの(宮崎県)に次ぐ2番目の規模となっている。高密度保管システムを採用することで、従来の約半分のスペースで製品を保管できる、革新的な技術を導入した。

この熊本倉庫は、2016年4月の熊本地震で被災した旧南九州コカ・コーラボトリングの本社棟跡地に建設され、保管可能数量は約12,500パレット。500mlペットボトルで約1,600万本の保管が可能となる。

熊本工場、新倉庫内部

熊本工場、新倉庫内部

同社執行役員のブルース・ハーバートSCM本部長は、「熊本工場に最新技術の自動倉庫が完成いたしました。戦略的な物流ネットワーク改革を推進する“新生プロジェクト”の2つ目の物流倉庫です。熊本工場は、2019年3月より阿蘇の自然が育んだ天然水を採水し、主に九州エリアのお客さま向けに「い・ろ・は・す」製品の製造を開始致しました。この熊本工場と熊本倉庫を通じて、これまで以上に熊本の復興と発展に寄与していきたいと考えております」としている。
 
【コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社 熊本工場 新倉庫概要】
 
敷地面積 :13824.123平方メートル
建物の延床面積:5561.203平方メートル
保管数量 :12500パレット
投資額 :約23億円
竣工 :2020年1月