ヤクルト本社とポッカサッポロフード&ビバレッジは11月12日、国内事業に関する業務提携契約を締結したと発表した。

業務提携の内容は次の2つ。
〈1〉ヤクルト本社が保有する乳酸菌と発酵技術、ポッカサッポロフード&ビバレッジが保有するレモン素材と加工技術を使った飲料食品素材の共同研究と商品開発
〈2〉ヤクルト本社が保有する乳酸菌と発酵技術、ポッカサッポロフード&ビバレッジが保有する植物性素材(プランツミルク)を使った飲料食品素材の共同研究と商品開発

業務提携の背景には、長期的な人口減少の影響を受け、国内飲料食品市場の成長の鈍化が見込まれていること、その一方で高齢化の進展により、消費者の健康ニーズは年々高まっており、健康価値を提供する飲料食品の市場は拡大を続けていることがある。

ヤクルト本社とポッカサッポロフード&ビバレッジは、両社が保有する健康に役立つ素材、技術を活用し、国内事業において、新しい健康価値を提供する商品を研究、開発することを合意、今回の業務提携契約を締結した。

これにより、互いが保有する経営資源のシナジーを発揮することで、「植物性素材と乳酸菌のチカラで、毎日の健康とおいしさを提供する」をテーマとして、付加価値の高い商品を開発し、国内市場における新たな市場の創造を図る。

今後は、「互いが保有する資産(生産設備等)を使った事業の効率化」と、「互いが得意とする販売チャネル(量販店等)を使った売上の拡大」についての協議も継続していく。

ポッカサッポロフード&ビバレッジは、群馬県伊勢崎市に植物性素材商品の製造に特化した国内有数の生産工場を有しており、両社共同開発商品の製造拠点としての活用について、その実現可能性を含めて協議するという。

なお、資本提携については検討していないとする。

ヤクルト本社の成田裕社長は、「ポッカサッポロフード&ビバレッジの強みであるレモン素材や植物性素材は、健康ニーズの高まりとともに、これまで以上に大きな成長が見込める市場であると考えている。業務提携により、当社の乳酸菌および発酵技術との組み合わせで、新しい健康価値を人々に提供できるよう、両社で緊密に検討を進めていく」としている。

また、ポッカサッポロフード&ビバレッジの征矢真一社長は、「プロバイオティクスのパイオニアと、レモン果汁のパイオニアである両社が、互いの強みを活かし、未来の食のあたりまえを創っていく」とした。

両社は5月14日に、業務提携についての協議、検討を開始する旨の合意書を締結したと発表。11月をめどに業務提携に向けた協議を進めていた。