コカ・コーラ社で初、自治体と協働でペットボトル水平リサイクル、埼玉県吉見町と包括連携協定

(左から)コカ・コーラ ボトラーズジャパンの渡邉真琴部長、宮﨑町長、奥西工場長
コカ・コーラ ボトラーズジャパンは4月12日、ペットボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」事業で、埼玉県吉見町と協働すると発表した。

プラスチック資源の循環利用を推進する取り組みだ。水平リサイクルとは、同じものから同じものに生まれ変わるリサイクルの形のこと。コカ・コーラ社が、使用済みペットボトルを新たなペットボトルに再生する「ボトルtoボトル」の取り組みを自治体と協働するのは初めて。今後は、他の自治体との取り組みに関しても検討していく考え。

吉見町の家庭などから出される使用済みペットボトルの量は、昨年約53トンだった。この事業は、吉見町内の集積所で回収された使用済みペットボトルを、粉砕・洗浄などの工程を経て再原料化するもの。

埼玉県吉見町における「ボトルtoボトル」協働事業プロセス

埼玉県吉見町における「ボトルtoボトル」協働事業プロセス

 
再生されたペット原料は、吉見町にある「コカ・コーラ ボトラーズジャパン埼玉工場」のほか、各工場でコカ・コーラ社製品の容器に使用される。
 
これまで、吉見町の集積所で回収された使用済みペットボトルは、繊維や食品トレーなどペットボトル以外の用途としてリサイクルされることもあった。しかし、ペットボトル以外の用途でリサイクルされた場合、その後に繰り返して再生するのは困難だ。今後は、使用済みペットボトルをボトルtoボトルのリサイクルに限定することで、繰り返しペットボトルとして再生が可能となる。

使用済PETボトルが新しいPETボトルになるまで

使用済PETボトルが新しいPETボトルになるまで

 
コカ・コーラ ボトラーズジャパン埼玉工場の奥西英夫工場長は、次のように話す。「ボトルtoボトルの推進には、綺麗なペットボトルを回収することが大変重要となる。そのために吉見町の皆様に、使用済みペットボトルの分別へのご協力をお願いしたい」。
 
コカ・コーラ ボトラーズジャパンと吉見町は4月12日、吉見町役場で、「包括連携に関する協定」を締結した。「ボトルtoボトル」協働事業は、その連携第1弾の取り組みとなる。協定ではSDGs推進や防犯・防災、健康・スポーツに関することなど、多岐にわたる分野で連携を図っていくとしている。
 
吉見町の宮﨑善雄町長は、次のように語る。「コカ・コーラ ボトラーズジャパン埼玉工場は、吉見町で51年間操業されている。コカ・コーラ社なくして、街の発展はなかっただろう。今後もコカ・コーラ社とともに、街の発展のために尽力したい」。