日本フランチャイズチェーン協会は8月20日、2019年7月度の「JFA コンビニエンスストア統計調査月報」の速報値を発表した。全店ベースの店舗売上高は前年同月比0.6%減で、77カ月ぶりに前年同月を下回った。既存店ベースでは同2.5%減で2カ月連続のマイナスとなった。梅雨明けが遅かったことに加えて気温が低い状態で推移したため、冷し麺やアイスクリームなど夏物商材で苦戦した。行楽需要などにも影響を及ぼし、客数も前年同月を下回った。

調査対象はセブン-イレブン・ジャパンやファミリーマート、ローソンなどJFA正会員コンビニエンスストア本部7社。店舗数は同0.6%増の5万5,724店。

全店ベースの来店客数は、同2.8%減で2カ月連続のマイナスとなった。既存店は同4.7%減で5か月連続の減少となった。平均客単価は全店・既存店ともに9カ月連続で増加した。全店は同2.2%増、既存店は同2.3%増となった。
「JFA コンビニストア統計調査月報」2019年7月度速報値

「JFA コンビニストア統計調査月報」2019年7月度速報値

〈7月の全店売上は大手4社でローソンのみ前年比プラス〉
7月のコンビニ大手4社の全店売上高は、ローソンを除き前年同月を下回った。客数は全社でマイナスとなった。昨年の猛暑から一転、今年は梅雨が長引いたことに加えて気温も低かったため、アイスクリームや酒類など季節性の強い商品は伸び悩んだ。
 
セブン-イレブン・ジャパンのチェーン全店の売上高は前年同月比1.2%減少し、3カ月連続で前年を下回った。既存店の客数は同5.6%減で9カ月連続のマイナスとなった。既存店の客単価は同2.3%増となったものの、売り上げの回復には届かなかった。
 
ファミリーマートの全店売上高は同1.9%減となった。ドライ飲料やアイスクリーム、酒などの季節性の強いカテゴリーで伸び悩んだ。一方、「夏フェスタ」などの取り組みにより、中華まん・おでんや惣菜、デザートなどは好調に推移。中食は前年並みを維持した。既存店客数は同3.6%減、既存店客単価は1.9%増だった。
 
ローソンの全店売上高は同1.1%増となった。冷凍食品や日配食品のカテゴリーは、生活全般のニーズに対応した品ぞろえを継続的に強化して売り上げは前年を上回った。デザートやベーカリーも前年を上回った。既存店の客数は同4.5%減、客単価は同2.3%増となった。
 
ミニストップの全店売上高は同13%減となった。不採算店を戦略的に閉鎖し、店舗数が前年同月より240店減ったことによる。気候の影響でソフトドリンクやコールドデザートなどは前年を下回った。一方で、新たに開始した「単品おにぎり毎日100円」の施策で、おにぎりの販売数は前年を大きく上回っているという。既存店の客数は同6.6%減、既存店の客単価は1.5%増となった。