うなぎと梅干しの食べ合わせは夏に最適!? 土用の丑は“う”のつく食べ物、紀州梅本舗が“シャキシャキうなマヨご飯”提案

「シャキシャキうなマヨご飯」(紀州梅本舗 提案メニュー)
土用の丑の日を前に、食品・外食各社はうな重・うな丼をはじめとするうなぎメニューの提案を強化している。

土用とは季節の変わり目である立春・立夏・立秋・立冬(四立)の前の期間、それぞれ約18日ずつを指す。2021年の土用の丑の日は1月17日、1月29日、4月23日、7月28日、10月20日、11月1日の計6回。このうち、7月28日の「夏の土用の丑」は、うなぎグルメが最も盛り上がるタイミングだ。

夏の土用の丑の日にうなぎを食べる習慣の由来には諸説あるが、江戸時代の学者・平賀源内が夏の売上低下に悩むうなぎ屋の相談にのり、「本日土用丑」の看板を掲げたところ繁盛したというエピソードが広く知られている。

夏の土用の丑の日は本格的な猛暑シーズンの前。滋養のあるものを食べる“土用の食い養生”の風習では、“うなぎ”のほかに“梅干し”“うどん”など「う」のつく食べ物を摂るのが良いとされるが、一方で“うなぎと梅干し”は避けた方が良い食べ合わせともいわれる。しかし近年、この“うなぎと梅干し”は、体に悪いどころか栄養面で優れた組み合わせと捉えられてきているようだ。

梅干しの老舗「紀州梅本舗」の公式サイトに掲載されている「梅の雑学」では、“うなぎと梅干し”の食べ合わせが悪いとされることについて「科学的な根拠がなく、まったくの迷信だそう」とし、ビタミンB1が豊富なうなぎと、クエン酸とリンゴ酸を含む梅干しの組み合わせは夏に最適だと説明している。

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“うなぎと梅干し”を組み合わせたメニューとして、紀州梅本舗では「シャキシャキうなマヨご飯」を提案する。細切りのうなぎに“うなぎのタレ”を絡め、炒り卵とともにご飯に盛り、同社の「食べるシャキシャキ梅 紀州うめノほし」と大葉をトッピングするメニュー。マヨネーズを入れることで酸味がプラスされ、すっきりとした味になることがポイントだという。紀州梅本舗では「食べるシャキシャキ梅 紀州うめノほし」を使ったフルーツチーズトーストなど、新しい梅の食べ方の開発・提案にも取り組んでいる。

「『うめノほし』のフルーツチーズトースト」

「『うめノほし』のフルーツチーズトースト」

 
猛暑の季節が迫る土用の丑の日、「夏に最適」な“うなぎと梅干し”の食べ合わせで、暑さに負けず元気に過ごしてみるのはいかがだろうか。
 
【紀州梅本舗「シャキシャキうなマヨご飯」レシピ】
◆材料(1人分)

・ご飯250g
・うなぎ(タレ付)100g
・「食べるシャキシャキ梅 紀州うめノほし しそ」20g
・卵Mサイズ1個
・大葉2.5枚
・マヨネーズ20g
・ごま 大さじ2分の1
・塩少々
・酒 小さじ2分の1
 
◆作り方
〈1〉卵は塩少々を入れて炒り卵にする。
〈2〉うなぎは5mmくらいの細切りにし、酒 小さじ2分の1杯を振り、ラップをしてレンジで温め、うなぎのタレを少し絡める。
〈3〉大葉は縦3等分にして細切りにする。
〈4〉トッピング用の大葉を3分の1のみ残して、他は全てボールに入れ、切るように混ぜる。
〈5〉茶碗に盛り、トッピング用の大葉をのせて完成。
 
◆ポイント
・うなぎは少し大きめに切る。
・うなぎがポロポロにならないよう、混ぜ方に気を付ける。
・マヨネーズを入れることによって酸味がプラスされ、すっきりとした味になる。
・茶碗に盛り付けた後、さらにシャキシャキ梅をプラスしても食感がアクセントとなりおいしく食べられる。
 
【紀州梅本舗「『うめノほし』のフルーツチーズトースト」レシピ】
※フードディレクター・山口繭子氏考案レシピ
◆材料(1人分)
・うめノほし 小さじ 1~2
・食パン(6枚切り)1 枚
・シュレッドチーズ約30g
・プラム 小2個(いちごやブルーベリーなど少々酸味のある果物なら代用可)
・バター 小さじ1
・砂糖 小さじ1
・はちみつ 大さじ1
 
◆作り方
〈1〉プラムはペティナイフで薄めのボートカットにしておく。
〈2〉シュレッドチーズに「うめノほし」を混ぜ合わせ、食パンの上に広げる。
〈3〉オーブントースターに入れ、シュレッドチーズが溶けてこんがりとした焦げ目がつくまで焼く。
〈4〉パンを焼いている間にプラムをグリルする。ミニフライパンにバターを入れて火にかけ、溶けたらプラムを並べ砂糖をふって軽く焼き目がつくまで焼く。
〈5〉焼けた食パンに〈4〉のプラムを並べ、はちみつをたらして完成。

紀州梅本舗「食べるシャキシャキ梅 紀州うめノほし」

紀州梅本舗「食べるシャキシャキ梅 紀州うめノほし」

 
◆「紀州梅本舗」公式サイト