学校給食用食品メーカー協会(大沼一彦会長)は24日、新年祝賀会を東京・文京区の椿山荘で開催した。

会員企業、行政、関連団体ら約90人が出席する中、祝賀会が行われ、大沼会長(日東ベスト社長)は「昨年は食品業界にとっては比較的穏やかな1年だった。問屋への挨拶回りなどしていると、働き方改革へどう対応していくか、人手不足をどうするか、外国人対応がいよいよ必要になってきた。少子高齢化の中でも結婚願望が4年ぶりに80%を超える等いい傾向もある。本日の講演内容でも給食の活用法など様々な観点からお話しいただいたが、解決するには栄養教諭や調理師さんの果たす役割が重要と思った。今年も文科省、全国学校栄養士協議会、日本学校調理師会様ともっとコミュニケーションを取っていきたい。そのためにもHPのリニューアルを促進し、見やすい商品情報、材料、作り方など様々な角度から情報を提供していく。学校給食の為にチーム学校給食の一員として今後もまい進していく」とあいさつした。

来賓から、文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課の三谷卓也課長は「ちょうど今日から全国学校給食週間が始まった。学校給食の意義や意味を啓発する1週間で、文科省でも1階食堂で全国のメニューや学校給食甲子園受賞メニューなどを提供し、喫食者に関心を高めている。地域や世代が違っても、私達の中に共通の認識があり、いろいろ話せる学校給食がより向上してきたのも皆様が支えてくれたお陰と感謝する。子供たちの笑顔のために私達チームの一員として、今後も安全安心で美味しい食事の提供をお願いしたい」と祝辞を述べた。

乾杯は(公社)全国学校栄養士協議会の長島美保子会長が行い、「学校給食は成長真っ只中の子どもたちの健康を支え、生涯にわたる強い身体作りめざして食事を提供している。学校給食をツールとして皆様と親しく楽しい時間を共有できることに感謝する。子供たちの幸せのため学校給食の更なる発展を祈って」とあいさつし乾杯した。

宴半ば、今回のHPについてリニューアル担当の北田伸生テーオー食品参与が説明した。「給食レシピと給食食材に分けた。食品メーカー41社が横断で行い、食材とメニューが1つのHPで探せるのは日本で初ではないか。もはやパソコンよりスマホから来る方が多くなった。スマホでもきれいに見られる。アクセス数も分かり、各社も随時入れ替えなど対応もできる画期的なHPだ」と述べた。

直接制作したクレストの水野和美営業管理技術部員は「以前はレシピだけだったが、今回は食材を情報提供することがメーンとなり、両方を一緒に現場からスマホ、タブレット、パソコンで見やすく利用できるよう作成した。お役立ち情報もあり、素材が集まりやすいサイトもつくり、レシピと食材に限らず全体を使えるようにし、幅広い目で探しやすく工夫した」など追加説明した。

中締めで、(一社)日本学校調理師会の万代ひろみ理事は「日頃からのメーカー会員様の商品の研究開発に感謝する。私たちは毎日子どもたちのために時間通りに、安全安心で美味しい食事を頑張って提供し、子供たちの美味しいと言う声を聞けることも日々素晴らしい食材提供があってのことと感謝する」と述べ、締めくくった。

祝賀会に先立ち講演会が行われ、「学校給食を活用した食育の推進」をテーマに、文科省初等中等教育局健康教育・食育課の齊藤るみ学校給食調査官が講演した。講師紹介を髙橋廣行食品部会長(テーオー食品専務)が、謝辞を三島豊副会長(三島食品社長)が行った。

〈冷食日報 2018年1月29日付より〉