〈“焼肉ファーストフード”チェーン確立へ〉
食べたいと思った時に、1人で行きにくいのが焼肉店。そんな声に応える1人1台の無煙ロースターを使った新しい焼肉店「焼肉ライク」の1号店が29日、東京・新橋に誕生する。開発を手掛けたのは、焼肉チェーン「牛角」創業者の西山知義氏が率いるダイニングイノベーション。今後5年間で300店舗の出店を目標に掲げ、業界初となる焼肉ファーストフードチェーンの確立を目指す。

平成最後の「焼肉の日」(8月29日)当日、新橋SL広場前に満を持して登場する「焼肉ライク」。「1人では色々な部位を楽しめない」「女性1人ではお店に入りにくい」「提供までに時間がかかる」といった焼肉の常識を覆す、1人1台の無煙ロースターを使ったまったく新しい焼肉の楽しみ方を提供する新業態だ。
ダイニングイノベーション会長・西山知義氏

ダイニングイノベーション会長・西山知義氏

開発を手掛けたダイニングイノベーションの西山会長は同業態の出店の背景と今後の展望を次のように語る。

「『焼肉ライク』は、いつか出店したいと温めていた業態。寿司業態に客単価1100円程度の回転寿司があるように、焼肉業態にも同程度で提供できる低価格帯のチェーンの開発を以前から考えていた。低単価で高回転の焼肉業態を開発できれば、高いコストパフォーマンスでお客様に満足いただける。まずは繁華街への出店を進め、ロードサイドへと拡大していきたい。国内300店舗を目標に掲げ、アジア・アセアンなど海外への出店も目指していく」。

西山氏は12年に「牛角」などを運営するレインズインターナショナルを退任。13年にダイニングイノベーションを創業し、「やきとり家すみれ」「焼肉Kintan」など国内海外合計187店舗を運営している。

提供するセットメニュー(各ごはん、スープ、キムチ付き、全て税抜)は、「国産牛カーペットしゃぶすきセット(生卵付き)」100g860円、200g1440円、「牛タン&カルビセット」100g970円、200g1460円など8セット。カスタムメニューでは、「うす切カルビ」(タレor塩タレ)100g330円、200g660円など9品を50gから用意した。

焼肉屋定番の冷麺やユッケなどは置かず、提供するメニューは焼肉とごはん、ワカメスープ、キムチのみ。シンプルなメニュー構成により、注文を受けてから3分以内で提供する。黒毛和牛A3雌牛や冷蔵USビーフなど使用する牛肉の原価も通常の焼肉店より高くかけられ、リーズナブルな価格で提供できるという。

オープン当日には、1日限定で「カルビ&ハラミセット」通常1210円を290円での提供も実施し、話題を喚起する。