ピザハット30年ぶりトマトソース改良、チーズはオランダ産ゴーダチーズへ、「グッとこだわり4」発売も

ピザハット「グッとこだわり4」
ピザチェーン「ピザハット」は、トマトソースとチーズを改良し、すべてのピザを刷新した。改良に伴い、進化した味わいをより堪能できる新商品「グッとこだわり4」(Mサイズ税別2,500円~、Lサイズ税別3,900円~)を10月5日から販売している。

日本人の味覚に合わせた“おいしさ”を追求する活動「グッとおいしくプロジェクト」の一環で実施したもの。同プロジェクトはピザハットの製品を一から見直す活動で、2020年3月から開始した。「トマトソース」と「チーズ」の改良に取り組み、その集大成として今回、すべてのピザの刷新に加え、新商品「グッとこだわり4」を発売した。トマトソースの改良は実に30年ぶり。新トマトソースとの相性がよいチーズ選びに関して、チーズの種類や配合などで試行錯誤を重ねた結果、すべてのピザ商品に合うチーズが完成したという。

〈「オランダ産ゴーダチーズ」を採用し、チーズも改良〉
ピザハットのピザは、具材の下に敷く“ボトムチーズ”と、具材の上にのせる“トップチーズ”を使っていることが特徴だ。今回のチーズ改良では、「トップチーズ」のモッツァレラチーズを「オランダ産ゴーダチーズ」に変更した。ボトムチーズのモッツァレラチーズ、トップチーズの「オランダ産ゴーダチーズ」と2種類にすることで、味にコクと深みが増したという。

当社サイト「食品産業新聞社ニュースWEB」編集部では、旧トマトソース・旧チーズを使用したピザと、新トマトソース・新チーズを使用したピザ、加えて新商品の「グッとこだわり4」を試食した。確かに新トマトソースと新チーズを使用したピザは、コクや香りが増したと感じられる。また、新チーズの焼き色は黄色みがかっていて透明度が高く、具材が映えるようになっている。

ピザハット 旧トマトソース・旧チーズのピザと新トマトソース・新チーズのピザ

ピザハット 旧トマトソース・旧チーズのピザと、新トマトソース・新チーズのピザ

 
新商品「グッとこだわり4」は、「特製オマールソースのダブル・シュリンプ」「厳選チーズの厚切イベリコ」「ピザハット・マルゲリータ」「テリマヨチキン」の4品を1枚にしたピザで、子どもから大人までが楽しめる商品。ピザハットによると、改良したトマトソースや生地、さらにトマトソースを使わないピザとの相性を考えるなど、4品すべての商品の旨みが増すよう、チーズの種類や配合を調整したとのことだ。
 
なお、ピザハットは「グッとこだわり4」のおすすめの食べ方として、「生地と具材がシンプルな『ピザハット・マルゲリータ』は、オリーブオイルを少しかけるだけで、風味が格段にアップする」としている。また、味のアクセントとして辛さを楽しみたい人は、特製グリーンチリソース(税別30円)を少しかけることで、さらに旨みが増すという。