モスバーガー“肉の上に肉”「とびきりとろったまスキヤキ仕立て」発売、パティ約1.8倍、とろり食感“半熟風たまご”

モスバーガー「とびきり とろったま スキヤキ仕立て」
モスフードサービスが展開する「モスバーガー」は11月11日、ハンバーガー「とびきり とろったま スキヤキ仕立て」(税込590円)を全国の店舗で発売する(一部、取り扱いのない店舗がある)。販売期間は2022年1月下旬まで。

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「とびきり とろったま スキヤキ仕立て」は、“プレミアム・満足感”をテーマに、通常パティ約1.8倍(焼成前重量比)のハンバーグ上に、牛肉や玉ねぎを使った甘辛いすき焼き具材と半熟風たまごをのせた、“肉×肉”のハンバーガー。パティは、国産の牛・豚合挽き肉100%を使用。

すき焼き具材は、赤身部分が多い牛ウデ肉と、脂身のある牛バラ肉に、玉ねぎ・長ねぎをあわせている。割下を想起させる甘辛いすき焼きタレは、醤油や砂糖に、牛脂と香味油、赤ワインを加えることでコクとキレのある味わいに仕上げたという。全体の味を引き締めるため、下バンズには、アメリカンマスタードを塗っている。

半熟風たまご(モスオリジナルたまご加工品)のとろっとした黄身部分が、甘辛い牛肉に合わさり、“卵につけて食べるすき焼き”を再現している。ハンバーグをもう1枚追加した「ダブルとびきり とろったま スキヤキ仕立て」(820円、以下税込)も取りそろえる。

モスバーガーでは、サルモネラ菌などの食中毒対策から、生の卵を使うことを極力避けてきたという。安全性を考慮し、固く焼き付けると“とろりたまご”が印象的な宣伝とギャップが生じることに加え、店舗オペレーションの面でも課題があり、今回「半熟風たまご加工品」を採用。テイクアウト後、電子レンジなどで加熱しても、黄身部分のとろける食感を損なわないという。

モスバーガー「とびきり とろったま スキヤキ仕立て」提供時のイメージ

モスバーガー「とびきり とろったま スキヤキ仕立て」提供時のイメージ

〈モス“とびきりシリーズ”は累計2億食近くを販売〉
「とびきりハンバーグサンド」シリーズは、国産肉(牛・豚合挽き肉)を100%使用したハンバーグとして、2008年の発売以来、累計約1億9800万食を販売した(2021年10月末時点)。今回の「とびきり とろったま スキヤキ仕立て」は単品590円、ポテトS・ドリンクセットは1000円、とモスバーガーでは強気の価格設定となっている。同時発売する「リラックマセット」は“リラックマ”のマグカップとポテトS・セットドリンクが付いて、ハンバーガー価格にプラス1180円。

モスバーガー「とびきり とろったま スキヤキ仕立て」の「リラックマセット」

モスバーガー「とびきり とろったま スキヤキ仕立て」の「リラックマセット」、マグカップは2種のうちどちらかが付く

モスフードサービス上席執行役員マーケティング本部長の安藤芳徳氏は、11月2日のメディア向け試食会で、「とびきりシリーズの弱点は認知。まずは食べていただきたい」と話した。
 
価格は、昨今のミートショック(輸入牛肉の価格高騰)前に設定したという。「今価格を設定したら(セットで)1200円超えるのではないか」とコメントした。目標食数は、シングルとダブル合計で220万食を掲げる。

モスフードサービス・安藤氏

モスフードサービス・安藤氏